宮崎市は水害のリスクが高い?注文住宅に必要な水害対策や耐震性について

家づくりノウハウ
公開日:2024.07.22
最終更新日:2024.08.15
RBH株式会社の家づくり写真
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公開日:2024.07.22
最終更新日:2024.08.15

宮崎市は水害のリスクが高い?注文住宅に必要な水害対策や耐震性について

白一色の外壁にくり抜かれた木目がアクセントの外観
地震大国でもある日本では、自然災害に配慮した家づくりがとても重要です。これから住みたいと思っている地域が、安全な地域なのか、災害においてリスクの高い場所なのかという点は把握しておきたいポイントの一つ。
今回は、宮崎県宮崎市が公開しているハザードマップを参考に、水害などの自然災害のリスクについて紹介します。宮崎市で建てる注文住宅で必要な水害対策をはじめ、耐震といった地震対策もお伝えするので、チェックしてみてください。

目 次

ハザードマップとは?

ハザードマップのイラスト
ハザードマップとは、過去の災害をもとに自然災害による被害軽減や、防災対策に活用する目的で作られた地図です。避難場所や避難経路のほか、浸水想定区域などの位置が示されており、地震・土砂災害・洪水・内水・高潮・津波・火山などの種類があります。
ハザードマップを活用すれば、これから住む・住みたい地域で、どのような災害が起こりうるのか調べられます。

参考元:国土交通省|「わかる・伝わる」ハザードマップ のあり方について

宮崎市が公開しているハザードマップ

宮崎市で公開しているハザードマップは、以下のとおりです。

・洪水ハザードマップ
・土砂災害ハザードマップ
・津波ハザードマップ
・ため池ハザードマップ

宮崎県の南部に位置する宮崎市は、日照時間や快晴日数の多さが、全国的に見てもトップクラスといえます。その反面、降水量も多い特徴を持ちます。さらに宮崎市は、海に面しており、市の中央に流れているのは一級河川の大淀川です。
そのため宮崎市では、水を原因とした災害が起こることを想定したハザードマップを公開しています。なお、赤江エリアや木花エリア、青島エリアなど、ほとんどの地域が土砂災害ハザードマップを公開しています。

参考元:宮崎市|防災マップ
参考元:国土交通省|水管理・国土保全

宮崎市で災害が発生しやすいエリア

大雨に打たれる住宅
ハザードマップや資料から、宮崎市で災害が発生しやすいエリアについて解説します。

宮崎市で水害が発生しやすいエリア

宮崎市で水害リスクが高くなるのは、主に大淀川周辺のエリアで、洪水による浸水が発生しやすくなっています。
なかでも大淀川付近の鶴島や大塚町、大工、小松といったエリアは、浸水が発生した場合、その深さが50cm~3mにも及ぶと想定されています。この深さは、床上浸水に相当する深さのため、こういったエリアで家づくりを検討する場合、水害対策を施した住宅であることがとても重要でしょう。

宮崎市で土砂崩れが起こりやすいエリア

宮崎市では、北川内町や福島町など急傾斜になっているエリアでは、がけ崩れ・土石流・地滑りなどの危険性がある「警戒区域」や「特別警戒区域」に指定されています。
とくに、特別警戒区域の場合、建物が損傷し住民に危害が生じる恐れのあるエリアです。そのため、こういった急傾斜の土地に注文住宅を建てる場合は、リスク回避のための対策が必要でしょう。
立地や周辺環境を考慮して、その土地に決めたい場合、地域に精通した工務店に相談しながら進めるのもおすすめです。

参考元:重ねるハザードマップ|洪水・内水

宮崎市では液状化のリスクもある

液状化による地盤沈下で沈んでしまった住宅イラスト
注文住宅を建てるなら、液状化のリスクについても理解しておく必要があるでしょう。液状化とは、地震発生により土粒子がバラバラになって、地盤が液体状になる現象をいいます。
ひとたび、液状化が起きてしまうと、砂が混じった水が地表に吹き出したり、道路などが陥没したりします。液状化は、埋め立て地や海沿いの地域で発生しやすいです。
宮崎市では南海トラフ巨大地震が発生すると、平野部の広い範囲で液状化が起こる危険性が高く、液状化可能性分布図でも海沿いのエリアは、可能性がとくに高い赤色で示されています。
過去には、宮崎市の島山エリアで、1662年に発生した「外所地震」による液状化の被害が遭ったと推測されています。
こういった液状化のリスクが高いエリアで注文住宅を建てる場合は、耐震や免震を取り入れた地震に強い住宅を意識することが大切です。

RBHでは、耐震性を構造専門の建築家がチェックし、地震に強い丈夫な住宅の提供を可能にしています。

参考元:宮崎市|地震と液状化

宮崎市で水害に遭った場合に受けられる支援制度

計算機と家と円マーク
宮崎市では、自然災害により被害を受けた方のための支援制度があります。

・災害弔慰金の支給
・災害障がい見舞金の支給
・被災者生活再建支援金
・宮崎県・市町村被災者生活再建支援金
・宮崎県・市町村災害時安心基金支援金

宮崎市で受けられる支援について詳しく知りたい場合は、市の公式サイト、または福祉総務課に問い合わせてみると良いでしょう。

参考元:宮崎県|自然災害により被害を受けた方への支援制度

宮崎市は一級河川と海のある地域

前述したとおり、宮崎市には一級河川の大淀川が流れているほか、小松川や八重川などもあります。大淀川は過去に、水質が九州内の一級河川20水系で最悪となりました。これを受け、1993年から「大淀川サミット」を開催。水質浄化のための活動が行われています。
宮崎市は川だけでなく、海に面した地域も多くあるため、過去には、液状化被害をもたらした外所地震発生時に、津波被害も発生しています。
宮崎市において、川や海沿いの地域は、水害に対する備えを十分に行う必要があるでしょう。

参考元:宮崎河川国道事務所|大淀川流域の現状
参考元:宮崎市|津波

宮崎市で水害が発生しにくい安全なエリア

宮崎市で比較的安全なエリアは、大淀川や海から離れた地域です。宮崎市の水害ハザードマップでみると、下北方や小松台エリアは水害の被害が少ないエリアといえます。
なるべく水害の少ないエリアに、注文住宅を建てたいと考えている方は、このあたりを中心にハザードマップを確認しながら土地探しするのもおすすめです。また、水害を意識するなら、高台の土地を検討してみるのも良いでしょう。

宮崎市での家づくりで可能な水害対策

戸建て住宅の模型を持って人差し指を立てるスーツ姿のミドル女性
最後に、家づくりで可能な水害対策について紹介していきます。宮崎市では、水害リスクの高い地域も多く、注文住宅を検討している場合は、水害対策が欠かせません。

かさ上げ

かさ上げは、盛土をすることで敷地全体を高くする方法です。周囲よりも住宅が高くなることで、水の侵入を防ぎ水害に遭いにくくなります。
ただし、土砂崩れのリスクもあるため、事前に地盤を調べておく必要があり、万が一適した土地でない場合は、地盤改良などを施す必要があるでしょう。
また、盛土をする場合、高さ制限に引っかかるケースもあるため、盛土の許可を得る手続きについて、地域の自治体に確認しておくと安心です。

高床

高床は、住宅の基礎部分を高くする方法です。敷地全体を高くするかさ上げと違い、住宅のみを高くするため、庭が浸水する可能性はあります。しかし、住宅への水の侵入は防ぎやすくなるでしょう。
高床はあまり基礎部分を高くしてしまうと、「隣地斜線制限」や「道路斜線制限」といった規制に引っかかる場合もあるので、注意が必要です。たとえ、そういった規制に対して問題がなかったとしても、高床にしたことで隣の住宅の日当たりが悪くなってしまい、トラブルに発展するケースも考えられます。そのため、依頼する工務店などに相談しながら、建築を進めていくのが良いでしょう。

防水性のある塀や外壁

防水性のある塀で住宅を囲んだり、防水性の高い外壁で住宅を建てたりする方法もあります。防水性を高めるには、塗料を防水性の高いものにするか、鉄筋コンクリート造にする方法などがあります。
ただし、特殊な素材を使用する場合、耐用年数が短かったり定期的なメンテナンスが必要になったりするため、コスト面などのバランスを考えながら家づくりを進めていきましょう。

宮崎市で安心安全な注文住宅を建てるならRBHにご相談を!

落ち着いたダウンライトのリビングと階段
宮崎市は一年をとおして温暖な気候で、豊かな自然にも恵まれ、注文住宅を建てるのにおすすめの地域といえます。
ただし、大きな川が流れ、海に面したエリアも多いことから、水害や土砂災害、地震による液状化といった災害に気をつける必要があるでしょう。
RBHでは、地震の揺れにも液状化にも対応した家づくりをしています。さらに、住宅に使用する素材は耐久性の高いものを使用。そんな、安心安全な住宅をコスト面とデザイン面に配慮しながら提供することができます。
宮崎市で注文住宅を検討している方は、是非RBHにお任せください。
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